Loading...

【連載】わたしのご機嫌をつくる、衣・食・住 〜黄川田としえさん〜

梅干し、味噌、調味料の仕込み
日々心地よく過ごすには、自分で自分の機嫌をとるのがいちばんの早道。
本連載では、各界で輝いている方々に、ご自身をご機嫌にする「衣・食・住」のこだわりを教えていただき、日常を豊かに彩るヒントを探ります。
今回は、雑誌や広告のフードスタイリングやレシピ開発を行う、料理家・黄川田としえさんにお話を伺いました。

お話を伺った方

黄川田としえさん

メイクアップアーティスト、料理番組のディレクターを経て料理家に。食育インストラクターの資格を持ち、家族向けの食育ワークショップ「tottorante」を主宰。現在はプロテニスプレーヤーの娘のために、アスリートフードを研究中。

わたしのご機嫌をつくる〈衣〉:リネン

「丁寧に仕立てられたリネンのトップスが、私のユニフォーム」

私はリネンの感触がとにかく大好き。とくに夏はリネン素材の服を身につけることが多く、クローゼットにはリネンの服がたくさん並んでいます。服以外にもキッチンクロスやシーツ、カーテンなど、自分の周りを見渡すとリネンばかり。もちろん仕事の時も、ユニフォームのように身につけています。
 
なかでもお気に入りなのが、神奈川・真鶴にあるアトリエのオリジナルトップス。袖の部分が特徴的なのですが、その仕立てのよさからは縫い子さんの思いまで感じられそうなほど。気に入りすぎて、同じものを2着購入しました。
「同じもの」と言っても、使っているリネンや藍染めの雰囲気が全く異なるので、それぞれに違った良さがあります。月日が経って、もし誰かの手に渡ることになっても、手にした人はきっと喜んでくれるだろうなと勝手に想像し、勝手に嬉しくなっています。このトップスに白いリネンのエプロンをつけるのが、私の仕事着の定番スタイル。気分も整います。

わたしのご機嫌をつくる〈食〉:梅干しと麹の調味料

「頑張りすぎず、ゆるく長く。季節の手仕事を楽しんでいます」

毎年仕込んでいる梅干しと味噌。梅干しは幼い頃に母が漬けているのをよく見ていたのですが、私も大人になり、梅干しの良さがわかった頃に自分でも挑戦してみようと思ったのが始まりです。おいしい完熟の梅を探し、塩にもこだわって作ると格別のおいしさで、手作りするのがやめられなくなりました。
味噌も同様に、一度自分で作るようになるとそのおいしさが忘れられず、また今年も仕込もうという気持ちに。年々、作る量が増えています。

とはいえ、忙しい時は無理しないというのが私のポリシー。今年は少量にしておこうという年ももちろんあります。逆に気が向けば、他の調味料も手作りしますよ。なかでもよく作るのが、醤油麹や玉ねぎ麹といった、麹を使った調味料です。「そろそろ醤油麹を乗せた目玉焼きご飯が食べたいな……」と思ったら仕込む。この頑張りすぎないゆるさが、長く続けられるコツだと思っています。
 

わたしのご機嫌をつくる〈住〉:「サンタ・マリア・ノヴェッラ」のポプリ

「直感で気に入った、大好きな香り。いつか本店に買いに行きたい」

我が家の香りといえば、イタリア・フィレンツェ発祥の「サンタ・マリア・ノヴェッラ」の天然ハーブを熟成させたホームフレグランス。玄関やトイレにはポプリを、クローゼットにはタボレッタ(ワックスタブレット)を置いています。夜はキャンドルウォーマーでキャンドルを灯すと、とってもリラックスできるんです。
 
この香りに出会ったとき、そのきっかけこそ忘れましたが、直感で「これ好き!」と思ったのを覚えています。修道院の薬草栽培から始まった世界最古の薬局で生まれ、今もその伝統的なレシピで作られているという歴史も興味深いですよね。今は以前よりずいぶん価格が上がってしまいましたが、少しずつ買い続けています。いつかイタリアのフィレンツェ本店に買いに行くのが、私の夢です。

「涼」を感じるガラス製品で、夏を味わうのが私流

「見た目からも味わいからも涼を感じられる、夏に欠かせないアイテム」

夏は、見た目から涼を感じられるガラス製品をよく使います。毎年何点か新調するのですが、とくにお気に入りなのは松徳硝子製のうすはりグラス。ガラスの厚みがとっても薄いグラスなのですが、初めてうすはりでお水を飲んだ時の感動は今でも忘れられません。「こんなに口当たりが良く、お水の味までおいしく感じるなんて!」と衝撃を受け、大ファンになった瞬間です。
 
シンプルなデザインですが、飲みやすさ、使いやすさなどすごく計算されているんでしょうね。ひとつひとつ手吹きでつくる職人さんの力強い思いを感じ、私にとって特別な存在になっています。今年の夏も暑そうなので、うすはりのタンブラーに自家製の梅シロップサイダーを注ぎ、ゴクゴク飲みたいと思っています。

※「うすはり」は、松徳硝子株式会社の登録商標です。
 
この記事をシェアする :
前の記事
夏のハンドケアにも!スクワランハンドセラム
一覧に戻る